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売上戸数減少するも増益/ミサワH18年3月期

 ミサワホーム(株)は11日、2018年3月期決算説明会を開催した。

 当期(17年4月1日~18年3月31日)は、連結売上高3,885億5,200万円(前期比2.8%減)、営業利益74億8,500万円(同10.9%減)、経常利益76億7,200万円(同5.8%減)、当期純利益48億2,900万円(同9.2%増)。

 戸建住宅事業は、注文住宅の売上戸数が減少し、前期比77億円の減収。資産活用事業は、棟当たり戸数の多い賃貸住宅の増加により、同10億円の増収となった。リフォーム事業は、上期受注の苦戦と営業人員減が影響し、同9億円の減収。まちづくり事業は、マンションの売上戸数減により、同31億円の減収となった。

 次期は、売上高4,150億円、営業利益80億円、経常利益80億円、当期純利益50億円を見込む。

 会見で、代表取締役社長の磯貝匡志氏は「売上戸数は前年比5%落ちたが、ZEH比率が上がり、賃貸住宅の大型化によって単価が改善、3%の減収にとどめることができた。また、原価低減等の利益率の改善によって、営業利益、経常利益は計画を上回り、最終利益は増益を達成できた」と述べた。今後については、リフォーム事業のブランド「ホームイング」を「ミサワリフォーム」に変更し、「戸建てに限らず、マンション、非住宅のリフォームの受注も取っていきたい」などと話した。


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