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東京圏の物流施設、空室率わずかに上昇

 (株)一五不動産情報サービスは5月31日、2018年4月期の「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果を発表した。延床面積または敷地面積が1万平方メートル以上の賃貸物流施設を四半期ごとに調査しているもの。対象は東京圏350棟、関西圏96棟。

 東京圏の空室率は4.7%(前期比0.7ポイント上昇)。計12棟が新たに竣工し、新規供給は75万8,000平方メートルと過去最大を更新したが、需要サイドも堅調で安定した需給バランスとなった。1坪当たりの募集賃料は4,300円(同100円上昇)となった。東京圏では市場競争力の高い物件が募集賃料を引き上げている。

 関西圏の空室率は12.3%(同0.5ポイント低下)。新規供給37万6,000平方メートルに対し、新規需要も35万5,000平方メートルとなり、2四半期連続でおおむね均衡した需給バランスとなった。1坪当たりの募集賃料は3,350円(同横ばい)。この1年間、3,300円強でおおむね安定的に推移している。


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