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23区賃貸マンション、全エリアで空室期間短縮

 東急住宅リース(株)は、不動産ソリューション事業を展開するダイヤモンドメディア(株)と共同で、東京23区の賃貸市場(2018年4~6月期)の景況感を調査・分析した。

 東急住宅リースの管理物件データとダイヤモンドメディアが提供するリーシングマネジメントシステム「Centrl LMS(セントラル・エルエムエス)」から取得した入居者募集中物件のデータを活用し、前年度と比較。空室期間や成約物件の坪単価などを算出した。調査対象は、東急住宅リース約3,500件とLMS約7万2,000件。

 当期の空室期間は都心がマイナス7%となった。城東がマイナス9%、城西がマイナス24%、城北がマイナス4%、城南がマイナス2%と、東京都23区の全エリアで空室期間が短縮した。

 坪単価は都心がマイナス1%と比較的好調に推移。城東はプラス5%、城西はプラス5%、城北は0%、城南はマイナス1%と、上昇したエリアが多くみられた。

 物件のタイプ別にみると、シングルタイプでは、城西と城北が好調。カップルタイプでは城西と城北が、ファミリータイプでは、城東と城西、城北エリアで好調な様子がうかがえた。

 今後の賃料については、都心(ファミリー)と城東(ファミリー)、城西(シングル、カップル)、城北(シングル、カップル、ファミリー)、城南(シングル、カップル、ファミリー)は上昇の可能性があるとした。また、都心(シングル)、城東(カップル)、城西(ファミリー)は横ばい、城東(シングル)と都心(カップル)は下落の可能性があるとした。


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