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LGBTの賃貸住宅探し、28.7%が「困った」

 (株)リクルート住まいカンパニーは4日、「LGBTの住まい・暮らし実態調査2018」の結果を発表した。

 全国のLGBTを自認する20~59歳の男女に、インターネットを通じて調査。調査期間は8月3~10日、有効回答数は362。

 自身のセクシュアリティをカミングアウトした経験がある人は54.1%。セクシュアリティ別では「レズビアン」が67.3%と一番高かった。年代別では20歳代が62.2%となり、年齢が低いほうがカミングアウトしている人が多い傾向であることが分かった。

 現在の住まいは、「賃貸アパート・マンション」が36.7%で最も多かった。持ち家比率は「ゲイ」が40.4%、次いで「トランスジェンダー」32.9%、「レズビアン」27.0%が続いた。

 住まい探しで、困難や居心地の悪さを感じた経験があると答えた比率は、「賃貸住宅探し」で28.7%、「住宅購入」で31.1%。

 LGBTに向けた商品の認知度について、「同性カップルで共同で組める住宅ローン商品」を知っている人は26.8%、利用したい(利用経験ありを含む)人は38.7%であった。


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