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ザイマックス、郊外でサテライトオフィス展開

「ZXY三鷹」のオープンスペース

 (株)ザイマックスは4日、2016年より展開してきたサテライトオフィス事業を、これまでの「ちょくちょく…」から新ブランド「ZXY(ジザイ)」へ一新すると発表。同ブランド第1号店舗となる「ZXY三鷹」(東京都武蔵野市)をマスコミに公開した。

 同社では、サテライトオフィス事業「ちょくちょく…」の開始以来約2年半強で、首都圏で41拠点を展開。ユーザーの声を受け、従量課金による利用に加え、固定料金のマンスリー契約メニューの追加や、キッズスペースの設置など、サービスメニューも増強してきた。さらに多くの人が時間と場所にとらわれない新しい働き方ができるようにとの思いから、新ブランドを立ち上げた。

 「ちょくちょく…」は、都心部を中心に展開してきたが、「ジザイ」は、住宅エリアへと開設エリアを拡大。住まいの近くで働いてもらうことを実現することで、移動・通勤の負担軽減につなげる。企業が求めるセキュリティレベル、個室のワークスペースなどの「ちょくちょく…」の特長はそのまま踏襲。施設デザインは、建築家の川添善行氏とコラボレーションし、一新していく。
 諸戸林業(株)との提携により、内装材として檜の無垢材を使用。かつ「木材は、適切な割合で使うと健康効果があるという最近の知見」(川添氏)から、その効果が期待できる分量の木材を使用、リラックス効果も提供する。また、利用者が所在地域そのものも楽しめるように、地域情報の発信にも力を入れる。

 20年に100店舗の開設が目標。ザイマックス新ブランド事業部長の長田健登氏は、「駅徒歩5分以内の立地で出店していく。スペースは10坪くらいから、広ければ300平方メートル超くらいまで、面積要件は考えていない。オフィスビルから旧コンビニ店舗なども含めて検討していく」と述べた。なお、現在「ちょくちょく…」として運営している拠点についてもすべて「ジザイ」と名称を変更、内装の改修も進めて行く予定。

1人用個室を13室用意。会議室も3部屋設置
子供を連れて仕事ができるよう、キッズスペースも用意


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