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第1弾スタートアップ支援施設を開設/三菱地所

「東京大学FoundX」向け施設イメージ

 三菱地所(株)と国立大学法人東京大学産学協創推進本部は17日、東京大学の卒業生・研究者・学生の起業を支援するスタートアップ支援プログラム「東京大学FoundX」向け施設の第1弾を、東京・本郷エリアにて共同で開設すると発表。

 「東京大学FoundX」は、東京大学の卒業生、研究者や学生の起業を支援するために、東京大学産学協創推進本部が主体となって運営するプログラム。初弾施設は、東京都文京区本郷にある「タムラビル」地下1階に開設する。面積は258平方メートルで、プライベートオフィス、コワーキングスペース、会議室等で構成。プレシード期と呼ばれる起業前後のチームを対象に、施設スペースに加え、スタートアップの初期に必要なリソースや、支援プログラム、起業家教育プログラムも提供する。

 さらに、「FoundX」の次のステージに進んだチームに対しては、東京大学産学協創推進本部の運営するインキュベーション施設や、三菱地所が丸の内・大手町で運営する各種施設と連携して支援することで、本郷エリアでのスタートアップの支援体制をより一層強化する。

 東京大学産学協創推進本部では、寄附をはじめとするさまざまな形の支援を協賛企業から受けて、今後、本郷エリアに複数の「FoundX」関連施設を開設していく計画。

 三菱地所は、「FoundX」の共同運営を通じて、同社の運営する関連施設とのさらなるコミュニティ連携・協業を進め、本郷・丸の内を一体として、スタートアップの一大集積地を目指す。


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