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2つ星「庭のホテル東京」を取得/野村不

「庭のホテル東京」外観

 野村不動産(株)はこのほど、(株)隆文堂(東京都千代田区、代表取締役:近山 隆氏、木下 彩氏)と子会社でホテル運営会社の(株)UHM(東京都千代田区、代表取締役:木下 彩氏、近山 かつら氏)の全株式を取得すると発表した。

 隆文堂は、1935年旅館業から創業し、「庭のホテル東京」(東京都千代田区、客室数238室)、「東京グリーンホテル後楽園」(東京都文京区、客室数135室)等を保有する会社。「庭のホテル東京」は、「ミシュランガイド東京2010」よりこれまで10年連続で快適なホテル(2パビリオン)として紹介されるなど、国内外から高い評価を得ている。UHMは、隆文堂社が保有するホテルの運営を行ない、ホテル経営・運営の豊富なノウハウや、経験豊かな人材を有している会社。株式取得以降も、これまでと同じブランド名で両ホテル運営を継続する。

 同社グループのホテル事業は、2018年11月に第1号店を東京・上野で開業させた直営ホテル「NOHGA HOTEL(ノーガホテル)」のほか、都心複合再開発でのラグジュアリーホテル、宿泊特化型を対象とするリース形式ホテルなどを展開している。今回の株式取得により、グループ全体のホテル開発・運営力の強化を図り、さらなる成長につなげていく考え。「庭のホテル東京」や「東京グリーンホテル後楽園」の顧客基盤を生かし、「NOHGA HOTEL」との相互送客による集客力の向上などを見込んでいる。UHM代表取締役の木下氏は、UHMおよび野村不動産ホテルズ(株)両社の経営に関与する予定。

 取引完了は19年3月中の予定。


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