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外国人帰宅困難者受入訓練を実施/森ビル

一次待機場所から受け入れ場所に誘導される「外国人帰宅困難者」

 森ビル(株)は、阪神・淡路大震災から24年目を迎える17日に、全社員約1,300名が参加する「森ビル総合震災訓練」の一環として、「外国人帰宅困難者受入訓練」を実施した。

 昨今の政府施策等により訪日外国人数や在留外国人数のさらなる増加が見込まれていることから、同社では2017年1月より外国人帰宅困難者向けの多言語対応訓練や、港区国際防災ボランティア(有事の際の外国人支援として港区が募集する通訳ボランティア)と連携した外国人帰宅困難者受け入れ訓練等を実施してきた。

 今回の訓練は、東京直下型地震M7.3、港区震度6強を想定し、港区からの帰宅困難者受入要請に伴い、六本木ヒルズで受け入れを行なうというシナリオで実施。

 外国人帰宅困難者役として、港区国際防災ボランティア、近隣大使館職員、近隣大学生、同社社員など計約50名および近隣インターナショナルスクールの園児(5~6歳)約60名が参加。インターナショナルスクール園児に対しては、「地震発生時の行動・防災用品の使い方」レクチャーも実施した。

 同訓練実施後、同社震災対策室事務局の鈴木 健次郎氏は、「訓練を通じて、社員一人ひとりに、“自分たちが何をすべきなのか”ということを浸透させていきたい。六本木ヒルズは外国の方に非常に多く訪れていただいている施設。外国人受け入れという面で他の施設の見本となれるよう、取り組んでいく」などと話した。

インターナショナルスクール園児に「地震発生時の行動・防災用品の使い方」レクチャーも実施


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