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19年のAPACのホテル投資額、15%増

 JLLは13日、ホテル投資額に関するレポート「Hotel Investment Outlook 2019」を公表した。

 18年のアジア太平洋地域のホテル投資は、地域全体の投資額83億米ドルのうち、単一物件の取引が83%、ディベロッパーおよびプライベートエクイティファンドによる取得が全体の約半分となった。
 同年、日本は自然災害が続いたものの、世界の投資家から高い関心を集めており、中国を抜いてアジア太平洋地域におけるホテル投資の約30%を占めた。18年の訪日外国人総数は、前年比8.7%増。今後ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピック開催も追い風となり、日本に対する投資家の関心は引き続き高いと分析している。

 19年の同エリアのホテル投資額は、前年比15%増の95億米ドル、世界3地域(アメリカ大陸、ヨーロッパ・中東・アフリカ、アジア太平洋地域)の中で、唯一投資額が増加すると予測した。
 観光業は19年も世界的に好調になると予想し、利回りを求める投資家は、経済成長鈍化の兆しや地政学的な不透明感から、ホテルへの投資にシフトしている。


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