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賃貸事業が好調に推移/森ビル19年3月期

 森ビル(株)は21日、2019年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(18年4月1日~19年3月31日)は、営業収益2,461億円(前期比1.5%減)、営業利益611億円(同3.1%減)、経常利益579億円(同1.5%増)、当期純利益321億円(同20.0%減)。

 主力の賃貸事業は、営業収益1,564億円(同0.7%増)。オフィス稼働率が過去最高の99%となり、住宅も高単価を維持。「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM:EPSON teamLab Borederless」や「森美術館」が高い集客を実現するなど、商業施設全体の売り上げも過去最高となった。

 そのほか分譲事業は営業収益396億円(同11.8%減)、ホテル事業などの施設営業事業は営業収益304億円(同3.7%増)、海外事業は営業収益272億円(同2.2%増)

 次期は、賃貸事業におけるオフィス・住宅が、引き続き高稼働・高単価を維持できる見込み。加えて12月に竣工予定の「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」(東京都港区、地上36階建て)のリーシング状況が好調で、入居開始や入居に伴う工事などビジネス拡大も期待できることから、営業収益2,560億円、営業利益620億円、経常利益580億円、当期純利益370億円と増収増益を見込む。


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