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既存マンション管理費は1平方メートル188円

 (公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は28日、2018年度の「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金」に関する調査結果を公表した。

 同年度に東日本レインズを通して成約した首都圏中古(既存)マンションの月額管理費は、1平方メートル当たり188円(前回調査(17年度)比変動なし)、1戸当たり1万2,138円(同52円増)。月額修繕積立金は1平方メートル当たり161円(同5円増)、1戸当たり1万392円(同379円増)。合計で1平方メートル当たり349円(同5円増)、1戸当たり2万2,529円(同430円増)となった。1戸当たりの月額管理費は経年するにつれて下落傾向。1平方メートル当たりの管理費・修繕規模は規模の大きさに反比例し、大規模になるほど安くなる傾向があるが、200戸以上は上昇傾向にあるとした。

 都県別の管理費では、東京都は1平方メートル当たり216円(同1円減)・1戸当たり1万3,055円(同94円増)、神奈川県は同175円(同1円増)・同1万1,713円(同52円増)、埼玉県は同154円(同変動なし)・同1万496円(同9円増)、千葉県は同146円(同変動なし)・同1万735円(同9円減)。
 修繕積立金は、東京都は同167円(同7円減)・同1万58円(同488円増)、神奈川県は同162円(同4円増)・同1万854円(同244円増)、埼玉県は同149円(同4円増)・同1万160円(同288円増)、千葉県は同151円(同4円増)・同1万1,073円(同246円増)となった。

 1平方メートル当たりの年間管理費は、成約1平方メートル単価の0.43%(同0.02ポイント減)、年間修繕積立金は0.37%(同変動なし)。合計は、0.81%(同0.01ポイント減)。1970年代と、バブル期の90年代前半に建築された物件は管理費および修繕積立金(年間)の対成約単価が高い傾向であるとした。


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