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19年上半期の首都圏マンション、7年連続価格上昇

 (株)不動産経済研究所は18日、2019年上半期(1~6月)および6月度の首都圏マンション市場動向を発表した。

 同期のマンション発売戸数は1万3,436戸(前年同期比13.3%減)。上半期としては、3年ぶりの減少となった。地域別では、東京都区部6,649戸(同23.6%減)、東京都下1,682戸(同21.7%減)、神奈川県2,947戸(同10.6%増)、埼玉県1,682戸(同17.8%増)、千葉県1,494戸(同31.6%減)となった。

 初月契約率の平均は66.5%(同0.2ポイント低下)とほぼ横ばい。1戸当たりの平均価格は6,137万円(同2.9%上昇)、1平方メートル当たりの平均単価90万7,000円(同3.7%上昇)と、いずれも7年連続での上昇となった。

 即日完売は348戸で、発売戸数の2.6%だった。

 6月の発売は2,259戸(前年同月比15.0%減)。月間契約率は65.9%(同0.1ポイント低下)となった。1戸当たりの平均価格は5,964万円(同4.5%下落)、1平方メートル単価は91万9,000円(同1.0%下落)。

 即日完売したのは「イニシア青砥」2期(東京都葛飾区、平均2倍・最高4倍)など3物件14戸。販売在庫は7,438戸(同217戸減少)。7月は3,000戸の発売を見込む。


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