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首都圏新築戸建て、価格は全般的に弱含み

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は25日、同社ネットワークにおける2019年8月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録・成約価格データを公表した。

 新築戸建ての平均成約価格は3,577万円(前月比2.3%下落)。地域別にみると、東京23区は5,136万円(同変化なし)、東京都下3,650万円(同4.6%下落)、神奈川県3,591万円(同5.0%下落)、埼玉県3,182万円(同3.1%下落)、千葉県2,857万円(同3.1%下落)と全般的に弱含みで推移した。東京23区では5,000万円以上の割合は減ったものの7,000万円以上の割合が増加したことで横ばいでの推移となったが、その他の地域では低下となった。

 09年1月を100として算出した成約価格指数は、101.0(同2.4ポイント低下)となり、4ヵ月連続で100を上回った。

 既存マンションの成約価格は首都圏平均で2,764万円(同5.8%下落)。地域別では、東京23区が3,701万円(同7.2%下落)、東京都下3,008万円(同12.1%上昇)、神奈川県2,432万円(同0.7%下落)、埼玉県1,747万円(同22.1%下落)、千葉県1,488万円(同18.1%下落)だった。平均面積の減少や平均築年数の増加によって埼玉県が大幅に下落したことなどが全体の下落につながった。

 1戸当たりの成約価格指数は138.8(同8.5ポイント低下)、1平方メートル当たりの成約価格指数は150.5(同3.5ポイント低下)となった。


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