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不動産事業は減収増益/東急20年3月期2Q

 東急(株)は11日、2020年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(19年4月1日~9月30日)は売上高5,801億9,700万円(前年同期比1.4%増)、営業利益448億3,900万円(同0.0%減)、経常利益460億9,900万円(同2.1%増)、当期純利益322億3,300万円(同3.1%減)となった。

 不動産事業は、不動産賃貸業において、18年9月に開業した「渋谷ストリーム」(東京都渋谷区)等による増収があった一方、東京ジオックス(株)での大型受注の反動減が影響し、売上高1,028億300万円(同0.9%減)、営業利益163億9,400万円(同1.8%増)となった。

 ホテル・リゾート事業は、ホテル業で(株)東急ホテルズが高稼働を維持したことに加え、販売単価が増加。売上高513億円(同5.5%増)と増収となったが、経費の増加等が影響し、営業利益は18億600万円(同13.4%減)だった。

 下期は、不動産事業において、「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)」や「南町田グランベリーパーク」における開業効果・開業費用が見込まれるほか、ホテル・リゾート事業ではマーケットの変化、自然災害の影響などが想定され、今後情勢を見極めていく必要がある、とした。一方、連結業績・重点施策は概ね順調に進捗しているため、通期の業績予想は据え置きとし、売上高1兆1,989億円、営業利益830億円、経常利益828億円、当期純利益580億円を見込む。


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