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東京Aグレードビル空室率、6ヵ月ぶりに上昇

 JLLは10日、2019年11月末時点での東京Aグレードオフィス空室率・賃料を発表した。

 対象となるのは、東京都心(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)に立地する、1990年以降に竣工したオフィスビル。延床面積3万平方メートル以上、基準階床面積1,000平方メートル以上、地上20階建て以上。

 空室率は0.8%(前月比0.2ポイント上昇)、前年比では0.1ポイントの低下となり、前月比では6ヵ月ぶりに上昇に転じた。一方、1%を下回る水準は6ヵ月連続となっており、依然として需給はひっ迫している。

 1坪当たりの月額賃料は、3万9,793円(同0.2%上昇)だった。前年比5.1%上昇と、前年比上昇率は9月末時点以来再び5%台へと加速。大手町・丸の内・新宿を含むサブマーケットが上昇をけん引した。


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