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マンション共用部にサブスク・ワークラウンジ

ワークラウンジ完成イメージ

 日鉄興和不動産(株)は、(株)オカムラと共同実施した「単身世帯動向調査」に基づき、単身世帯向けコンパクトマンション「リビオレゾン勝どきnex」(東京都中央区、総戸数96戸)の共用部にワークラウンジを導入。(株)subsclife(東都渋谷区、代表者:町野 健氏)と共同で、マンション共用部の家具や設備を更新する新システム「アップデートする共用空間」を開発し、6年後に家具をアップデートする仕組みも取り入れる。

 同社とsubsclife社は、2019年より分譲マンション専有部分において、デザイン家具を月額制で利用できる家具サブスクリプションサービスを導入。今回、subsclife社のサブスクリプションプラットフォームを活用し、共用空間の更新システムを取り入れた。

 マンション引き渡し時(初回)は、同社とsubsclife社の契約により、「単身世帯動向調査」に基づき「単身世帯の理想のワークラウンジ」としてオカムラの家具を中心に設置する。引き渡し以降は、管理組合が契約を承継。引き渡しから6年後に最新のニーズやトレンドを加味した家具の更新を行ない、新しいワークラウンジに再生する。家具の破損時は、subsclife社が同社負担で修理や新品に交換する。

 入居者は月額500円(予定)の共益費を支払うことで、コーヒーマシンやWi-Fi機能、高品質なオフィス家具が設置されたワークスペースを自由に使うことができる。

 なお初導入する「リビオレゾン勝どきnex」は都営大江戸線「勝どき」駅徒歩9分に立地。敷地面積710.35平方メートル、延床面積3,883.43平方メートル、鉄筋コンクリート造地上13階建て。専有面積25.12〜32.18平方メートル、間取り1R~1LDK。2月下旬販売開始。販売戸数未定、予定販売価格2,900万円台~4,200万円台、最多販売価格帯は3,800万円台。21年3月下旬竣工予定。


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