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築45年戸建ての性能向上リノベPJが竣工

「信州 小諸の家」外観(右がbefore、左がafter)

 YKK AP(株)は12日、(株)リューケンハイムと共働で進めていた既存戸建住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクト初弾となる「信州 小諸の家」(長野県小諸市)が竣工したと発表した。

 全国各地のリノベーション事業者とYKK APが連携し、既存戸建住宅に「断熱」「耐震」を軸とした性能向上リノベーションを実施するプロジェクト。「信州 小諸の家」は築45年、木造在来軸組工法の2階建て(延床面積94平方メートル)。

 アルミサッシ+単板ガラス窓から、高い断熱性能を持つトリプルガラス樹脂窓と、トリプルガラスアルミ樹脂複合窓に交換。壁・天井・基礎の断熱も強化し、住宅全体の断熱性能や省エネ性能を向上させた。また、開口部耐震商品「FRAME II(BOX型)」を4ヵ所に使用。窓の数や面積を減らさず耐力を増やしたこと等により、耐震等級3相当の強度まで高めている。さらに、建物の間取りも大幅に変更。庭部分には新しい植栽を施し、既存の樹木と融合させたガーデニングプランを採用した。

 同住宅は、両社のコンセプトモデルとして事業者やユーザーに公開する。


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