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鎌倉・鶴岡八幡宮近くに無人ホテル/小田急

「源ホテル鎌倉」外観。北条氏の屋敷があったとされる一角に位置する

 小田急電鉄(株)は26日、宿泊特化型ホテル「源(GEN)ホテル鎌倉」(神奈川県鎌倉市、客室数15室)を開業する。

 JRおよび江ノ島電鉄「鎌倉」駅徒歩6分。鶴岡八幡宮から徒歩1分、若宮大路に面する北条氏の屋敷があったとされる一角に立地する。2017年3月竣工、地上3階建ての既存物件の2・3階部分を小田急電鉄が賃借し、ホテル仕様にコンバージョン。無人ホテルを手掛けるKeeyls(株)(キールズ)へ転貸し、同社が運営を行なう。

 無人チェックインシステムの導入によりローコストの無人運営を実現。収益性を向上させるとともに、フロントスペース分を客室に充てることで、一部客室で広々とした室内空間を実現した。なお、フロント機能に関しては、遠隔で24時間で対応し、緊急の際にはセコム(株)が10分以内に駆け付ける仕組み。

 客室は洗練された和モダンをテーマにした内装とし、ツインから最大6名まで利用できる3タイプを設計。洋室のモダンタイプ(約15~19平方メートル、4名まで可)8室、和室タイプ(約19~21平方メートル、4名まで可)4室ほか、6名まで対応する約31~49平方メートルのファミリータイプも3室用意した。客室単価は、1万7,000円(15平方メートル)~5万円(49平方メートル)。稼働率目標は年間70%。サイト等での受け付けは3月末までに開始する予定。

 今後の展開は、同ホテルの運用実績を見ながら、湘南・鎌倉エリアを中心に新築・既存ストック活用の両面で複数展開を検討していく予定。
 24日のマスコミ向け内覧会で、同社開発企画部課長の宮ケ原 耕平氏は、「新しい手法へのトライアルとして、今回、無人運営を取り入れた。この手法にすることで小規模でも事業採算性を上げることができる。地域活性化に資する取り組みとして、空きスペースや空き家など既存ストックの有効活用にもつなげていきたい」などと話した。

無人チェックインシステム。Web予約時に送付される予約コードを用いてチェックインし、オンラインでの本人確認を経てキーを入手できる。スマートキーも可能
3階にある49平方メートルでミニキッチン付きのファミリータイプ。右奥は敷地内から発掘された井戸をあえて室内に残した


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