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住宅カンパニーは増収減益/積水化学20年3月期

 積水化学工業(株)は27日、2020年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(19年4月1日~20年3月31日)は、売上高1兆1,292億5,400万円(前期比1.2%減)、営業利益877億6,800万円(同8.3%減)、経常利益869億9,600万円(同6.6%減)、当期純利益589億3,100万円(同10.8%減)。新型コロナウイルスの拡大を背景としたモビリティ分野における顧客の稼働低下、住宅・リフォームの引き渡し遅延などにより、減収減益となった。

 住宅カンパニー事業は、売り上げの平準化やリフォーム事業の収益体質強化を図り増益基調で推移していたが、第4四半期に新型コロナウイルスの影響による引き渡し遅延が発生。売上高が想定を下回ったため減益となった。売上高5,129億円(同1.2%増)、営業利益377億円(同3.1%減)を計上した。

 環境・ライフカンパニーについては、重点拡大製品の販売が順調に拡大したことにより、売上高は前期並みに。営業利益は、構造改革の推進や製品構成の改善が寄与し、カンパニーとしての最高益を更新した。売上高は2,373億円(同0.8%減)、営業利益は154億円(同3.1%増)。

 次期は、売上高1兆1,074億円、営業利益700億円、経常利益690億円、当期純利益435億円を見込む。


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