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減収減益も分譲M堅調/和田興産21年2月期2Q

 和田興産(株)は2日、2021年2月期第2四半期決算(非連結)を発表した。

 当期(20年3月1日~8月31日)の売上高は159億6,500万円(前年同期比27.4%減)、営業利益12億7,200万円(同41.8%減)、経常利益8億7,700万円(同48.4%減)、当期純利益5億1,600万円(同59.3%減)と大幅な減収減益となったが、黒字は確保した。

 主力の分譲マンション販売は、新型コロナウイルス感染症の拡大や用地・建築コストの高止まりといった問題はあるものの、政府支援の継続によって底堅く推移。当期は306戸(同109.9%増)を発売し、契約は223戸(同23.6%減)。引き渡しは326戸(同0.6%減)と前年並みを確保した。なお、契約済み未引渡戸数は632戸(同1.6%減)。前年同期は高額物件の引き渡しが多かったこともあり、セグメント売上高は133億5,800万円(同31.3%減)、営業利益11億9,400万円(同45.3%減)と大幅減となった。

 不動産賃貸収入については、一部商業店舗からの賃料減額要請はあったものの、主力の住居系は安定水準をキープしており、入居率向上・滞納率改善を進めた結果、セグメント売上高は15億5,000万円(同13.3%増)、営業利益は5億4,600万円(同30.9%増)と好調に推移した。

 通期業績については売上高400億円、営業利益32億円、経常利益25億円、当期純利益17億円を見込む。


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