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減収減益/東京建物20年12月期3Q

 東京建物(株)は5日、2020年12月期第3四半期決算(連結)を公表した。

 当期(20年1月1日~9月30日)は、営業収益2,128億8,700万円(前年同期比13.5%減)、営業利益269億7,700万円(同35.1%減)、経常利益245億1,600万円(同33.0%減)、当期純利益168億2,500万円(同32.6%減)となった。

 ビル事業では、ビル賃貸および管理受託等は前年同期と同水準で推移した一方、投資家向け物件売却による不動産売り上げが減少したため、営業収益862億7,800万円(同8.0%減)、営業利益253億7,000万円(同9.1%減)、事業利益257億1,800万円(同9.0%減)の減収減益となった。

 住宅事業については、「Brillia弦巻」(東京都世田谷区)等、分譲住宅955戸を計上したものの、前年同期は都心部の大型マンション等1,053戸を計上していたため、営業収益760億5,600万円(同21.6%減)、営業利益および事業利益は65億7,000万円(同48.4%減)と減収減益に。

 アセットサービス事業では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、駐車場運営の稼働率が低下。営業収益は330億2,700万円(同6.4%減)、営業利益および事業利益は13億1,500万円(同77.1%減)となった。

 通期業績予想については、第3四半期連結累計期間の実績と今後の見通しを勘案し、売上高のみ下方修正。売上高3,400億円(前回発表比2.9%減)、営業利益480億円、経常利益445億円、当期純利益310億円を見込む。


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