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新モビリティ事業展開に向け実証実験/三菱地所他

 三菱地所(株)と(株)NearMe(東京都中央区、代表取締役・高原 幸一郎氏)は16日、都市型MaaSの実証実験を開始した。三菱地所レジデンスクラブ会員に対し、オンデマンド型シャトルを相乗り利用できるサービス「nearMe. Town(ニアミー タウン)」を展開する。

 NearMeが展開するオンデマンド型シャトル「スマートシャトル」を活用するサービス。「スマートシャトル」は、希望する発着地点を事前に予約することで、他の利用者と相乗りできるもの。AIが複数人の輸送に最も効率的なルートを選択するシステムを導入することで、通常のタクシーより低価格での提供を実現している。

 「nearMe. Town」の対象者は、中央区、江東区、目黒区、世田谷区、渋谷区在住の会員、先着500人。発着地点は、中央・江東区在住者の場合同2区+港区内、目黒・世田谷・渋谷在住者の場合同3区+港区内。前日15時までにオンラインから予約することで、利用できる。実証実験は、2021年2月15日まで。

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け人々の生活が変容する中、「移動」することへの価値観も大きく変化しているとし、新たなモビリティーサービスの事業化を目指して実証実験に踏み切った。ユーザーニーズや効果等を検証する。


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