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賃貸マンション、4エリアが全面積帯で家賃上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は19日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2020年10月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義して調査。対象は首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の9エリア。

 平均募集家賃の前年同月比上昇率トップを見ると、マンションでは30平方メートル以下(シングル向き)が「名古屋市」(前年同月比4.3%上昇、10月の平均家賃5万8,104円)、30~50平方メートル(カップル向き)が「福岡市」(同4.5%上昇、同7万3,270円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)が「名古屋市」(同5.0%上昇、同8万8,689円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が「神奈川県」(同15.6%上昇、同18万139円)となった。

 調査9エリアのうち、神奈川県・埼玉県・名古屋市・福岡市の4エリアが、全面積帯で前年同月を上回った。神奈川県は大型ファミリー向きが大幅に上昇しており、8ヵ月連続で15年1月以降最高値を更新した。

 アパートの上昇率トップは、シングル向きが「名古屋市」(同4.9%上昇、同5万2,180円)、カップル向きが「東京23区」(同2.8%上昇、同9万8,891円)、ファミリー向きが「東京23区」(同2.8%上昇、同12万9,343円)だった。東京23区のファミリー向きは3期連続で、15年1月以降最高値を更新した。


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