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着工遅延で赤字/アールシーコア21年3月期2Q

 (株)アールシーコアは13日、2021年3月期第2四半期決算(連結)の説明会を動画配信で行なった。

 当期(20年4月1日~9月30日)は、売上高76億2,300万円(前年同期比6.5%減)、営業損失3億7,900万円(前年同期:営業損失2億9,200万円)、経常損失3億9,200万円(同:経常損失2億8,400万円)、当期純損失3億3,100万円(同:当期純損失3億1,200万円)。新型コロナウイルスの感染拡大により着工スケジュールに遅れが生じたこと等から、赤字となった。

 受注については、外出自粛に伴う展示場の来場者数減少で、上期の受注棟数は375棟(前年同期比15%減)となった。一方、原材料費の高騰や人件費の増加により契約単価が上がった等が影響し、受注高は74億4,300万円(同1.0%増)と増加した。当期の受注残高は142億5,600万円(同4.0%増)。

 通期の業績予想は据え置き、売上高159億円、営業損失6億4,000万円、経常損失6億9,000万円、当期純損失6億円を見込む。早期着工の推進や、生産・流通などのトータルコストダウン、住宅ブランド「BESS」の施工・販売を行なう子会社(株)BESSパートナーズの拠点の収益性改善などに取り組み、22年3月期の業績回復を目指すとした。

 同社代表取締役社長の二木浩三氏は、「展示場集客数が大幅に落ち込み厳しい状況だが、数字だけを追い求めるつもりはない。購入検討者向けの会員システム等を活用し、ブランドの魅力発信に努め、BESSに共感してくれるユーザーを増やしていきたい」などと語った。


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