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戸建てリフォームに約2倍の強さの耐力壁

 (株)東急Re・デザインは14日、戸建住宅のオリジナル耐力壁「STRONG WALL」を開発したと発表。16日より定価制リフォームの標準仕様(「住まいまるごと再生システム」リノベーションパック)として販売を開始する。

 想定外の「繰り返しの大地震」が発生した「熊本地震」において、現行耐震基準(2000年改正)の住宅にも被害が及んだことを受けて開発した。面材を固定する釘のめり込みによるパンチングアウト破壊を防止したことなどにより、一般耐力壁の約2倍の強さを確保した。

 同社の「住まいまるごと再生システム」は、震度6強の地震では、一応倒壊しないとされる耐震評点1.0(建築基準法耐力相当)以上を確保しており、今回開発したオリジナル耐力壁の外周部への使用を標準化することで、新築の耐震等級2相当にあたる「耐震評点1.25」を実現。繰り返しの大地震や、今後発生するといわれている首都圏直下型地震に備える住宅へと再生する。


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