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東京都心5区のビル空室率、11ヵ月連続上昇

 三鬼商事(株)は10日、2021年1月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は4.82%(前月比0.33ポイント上昇)と、11ヵ月連続の上昇となった。既存ビルで大型空室の募集開始や集約に伴う解約の動きが出たことで、空室面積は約2万6,000坪増加した。

 新築ビルの空室率は3.64%(同0.69ポイント上昇)、既存ビルは4.85%(同0.31ポイント上昇)といずれも前月より上昇。1坪当たりの平均賃料は2万1,864円(同153円下落)で、6ヵ月連続の下落となった。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は3.54%(同0.10ポイント上昇)と、9ヵ月連続の上昇となった。オフィスの縮小や店舗の撤退に伴う解約の動きが出たほか、大型空室の募集の影響もあり、大阪ビジネス地区全体の空室面積は約2,200坪増加した。

 新築ビルの空室率は79.01%(同37.72ポイント上昇)、既存ビルは3.46%(同0.17ポイント上昇)となった。1坪当たり平均賃料は、1万1,922円(同3円下落)。


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