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東京5区の新築M価格、標準は最高値に

 (一財)日本不動産研究所は16日、「住宅マーケットインデックス2020年下期」の調査結果を発表した。アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションが提供した賃貸・分譲マンション事例データを基に、東京23区の新築・既存(築10年)マンションを、大型(80平方メートル以上)・標準(40~80平方メートル未満)・小型(40平方メートル未満)に分け、賃料・価格等を集計・分析した。調査期間は20年7~12月。

 1平方メートル当たりのマンション賃料は、都心5区で新築が大型6,580円(前期比2.1%上昇)、標準4,931円(同0.9%上昇)、小型4,561円(同1.6%下落)。既存は、大型5,885円(同2.2%上昇)、標準4,522円(同0.8%上昇)、小型4,295円(同1.7%下落)となった。新築および既存の大型はともにやや上昇し、調査開始以来最高値となった。新築および既存の標準は、7期連続の上昇で最高値を更新。新築および既存の小型は、前期の最高値よりやや低下した。

 東京23区では、新築が大型5,669円(同6.0%上昇)、標準3,562円(同1.3%上昇)、小型3,829円(同0.1%下落)。既存が大型5,080円(同6.3%上昇)、標準3,298円(同1.1%上昇)、小型3,613円(同0.2%下落)だった。新築および既存の大型はともに最高値を更新した。

 1平方メートル当たりのマンション価格は、都心5区の新築が大型201万4,000円(同11.0%下落)、標準161万8,000円(同5.8%上昇)、小型141万4,000円(同1.7%下落)。既存は大型が164万8,000円(同4.9%上昇)、標準122万円(同6.2%下落)、小型113万9,000円(同4.3%上昇)となった。新築の大型は前期の最高値より低下したが、標準は最高値を更新。新築の小型は前期比で低下したものの、引き続き高い水準を維持した。既存の小型は最高値を更新した。

 東京23区では、新築が大型179万8,000円(同3.4%下落)、標準113万9,000円(同0.1%下落)、小型121万2,000円(同3.8%下落)。既存が大型102万3,000円(同2.3%下落)、標準85万1,000円(同3.2%下落)、小型92万5,000円(同0.9%上昇)だった。新築の大型および標準は前期の最高値よりやや低下。新築の小型は前期比で低下したものの、依然として高い水準を維持した。既存の小型は最高値を更新した。


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