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コロナ禍で学生が必要と感じた設備は、ネット回線

 (株)ジェイ・エス・ビーは26日、「コロナ禍での学生ひとり暮らし実態調査」の結果を公表した。調査対象は、同社が運営・管理を行なう全国の学生マンション入居者4,517人。

 コロナ禍、「ひとり暮らしをやめようと思った」学生は、33.6%に上る。その理由は、「オンライン授業の為、実家でも十分足りたから」(57.1%)が1位。「ひとりの自粛生活が気持ち的に辛くなってきたから」(52.6%)、「バイトができず収入が減ったから」(29.2%)と続いた。 

 家にいる時間が増えた分、約8割の学生が生活費が上がったと回答。1位は「電気代」(67.1%)で、「食費」(36.0%)、「ガス代」(26.3%)と続いた。
 一人の時間の過ごし方については、「ネット閲覧」(71.9%)が最も多く、次いで「趣味」(53.5%)、「勉強・課題」(45.5%)、「有料動画サービス」(35.1%)となった。 
 こうした生活を経験し、「ひとり暮らしに必要と思ったもの」については、「Wi-Fi・インターネット回線」(373票)がトップで、多く票を集め、「宅配ボックス」(192票)、「食堂」(51票)が続いた。

 学生マンションに住んでいて良かったと思うポイントは、「食事の提供」(47.0%)、「管理人や管理会社のサポート」(39.7%)、「マンション内に仲間がいる」(33.9%)。対面でのコミュニケーションが減少している中で、「毎日食堂の人の顔を見ることができ、挨拶を交わすことができて良かった」という声も挙がった。


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