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車から住宅へ給電するシステムに公的補助金

 プライム ライフ テクノロジーズ(株)は30日、グループ会社が取り扱っている非常時給電システム「クルマ de 給電」が、豊田市が4月に創設する「住宅向け外部給電装置設置費補助金」に適用されることが決まったと発表した。

 「クルマ de 給電」は、停電時にHV・PHVといった電動車に搭載されているアクセサリーコンセントやビークルパワーコネクターを通じ、住宅に電力を供給するシステム。リビング、キッチン、居室など「住宅内特定回路」に電力供給ができる。停電時に冷蔵庫や照明、スマホ充電など、生活に最低限必要な家電類へ電力供給が可能となるため、在宅避難がしやすくなる。供給電力はAC100V、最大1,500W。開発したトヨタホーム(株)のほか、パナソニック ホームズ(株)、ミサワホーム(株)でも取り扱っている。 

 今回の補助金制度では、豊田市民が対象で、非常時に電動車から住宅に電力を供給できる装置の設置費用の20%以内、最大5万円までが補助される。

 プライム ライフ テクノロジーズグループでは、引き続き防災・減災に貢献する商品開発を進めていく計画。

「クルマ de 給電」による給電の様子
「クルマ de 給電」による給電の様子


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