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来店数を予測しフードロスを減らす実証実験

「WITH HARAJUKU」外観

 NTTアーバンソリューションズ(株)、(株)NTTデータは22日、(株)NTT都市開発が運営する商業施設「WITH HARAJUKU」(東京都渋谷区)において、NTTの研究所と共に、店舗のオペレーション最適化やフードロスの抑制を支援することを目的とした実証実験を開始した。

 2019年10月1日に食品ロス削減推進法の施行により、フードロスの削減が課題となっている。しかし、コロナ禍における生活様式の変化により、需給予測がさらに困難になったことから、来店数や仕入れ量等を予測するサービスが注目されている。そこで、来店数予測を「WITH HARAJUKU」内の店舗に提示し、仕入れや配膳量に反映してもらうことで、フードロス削減につなげる実証実験を行なう。店舗内カメラで正確な来店人数と突き合わせ、予測の正確さも検証していく。期間は6月30日まで。

 実証で得られた知見を基に、高精度の来店・需給予測や余剰食材のシェアリングサービス等について、継続的な検討・検証を実施。さらに、食後の皿の状態から食べ残し要因を推定し、メニューや給仕内容に反映する等して、店舗オペレーションの最適化や、フードロスの抑制支援に貢献する多様なサービスの展開も検討していく予定。

実証実験のイメージ


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