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M管理評価、91年築以降はA評価以上が過半数

 (一社)マンション管理業協会は30日、会員各社が受託するマンションを対象に管理状態評価の仮評価を実施。その結果を公表した。

 「マンション管理適正評価研究会」のとりまとめを受けて行なったもので、会員社に対して評価シートを発信して回答してもらうアンケート形式で行なった。実施期間は2020年4~12月、回答会員社数は142社。全国7万107棟から回答を得て、団地型マンションの団地管理組合や空白などを除く6万3,969棟について集計した。

 全国におけるS~D評価の内訳は、Sが10.50%、Aが54.59%、Bが27.33%、Cが7.11%、Dが0.47%となった。なお、三大都市圏(首都圏・近畿圏・中京圏)とその他地域を比較すると、分布割合に大きな違いはなかった。

 年代別の内訳では、Sランクは1979年以前が2.2%、80~90年が10.9%、91~2000年が24.5%、01~10年が31.8%、11年以降が30.7%と、築浅のマンションほど割合が高い傾向に。

 Aランクは1979年以前が7.7%、1980~90年が23.4%、91~2000年が31.3%、01~10年が26,2%、11年~が11.4%。1991年以降のマンションは、三大都市圏・その他地域とも、その年代の50%以上のマンションがAランクに達していることが分かった。


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