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マンション居住者間でモノ・スキルをシェアできるサービスを開始

「シェアコム」利用時の流れ

 日鉄興和不動産(株)は30日、同社が運営するシングルライフのための暮らし・住まいの研究所「+ONE LIFE LAB」(プラスワンライフラボ)と、シェアリングエコノミーサイトの構築等を手掛ける(株)カスタメディア(神戸市中央区、代表取締役:宮﨑耕史)が開発した、「シェアコム」の運用を分譲マンション「リビオシティ西葛西親水公園」(東京都江戸川区、総戸数282戸)で開始した。

 「シェアコム」は、カスタメディアのマンションコミュニティ型シェアリングエコノミーツール「condo sharing」をカスタマイズしたもの。「アウトドアグッズ・ゴルフ用品・ウィンタースポーツ用品を借りたい」「誰かに英語を教えてもらいたい」など、分譲マンションの居住者同士によるモノの貸し借り・売り買いや、スキルのシェアを支援するサービス。居住者が専用ポータル上でチャットや相互評価等も行なえるようにし、利用者同士の円滑なコミュニケーションおよび利用時の不安軽減を実現する。

 今回同サービスを導入する「リビオシティ西葛西親水公園」は、東京メトロ東西線「西葛西」駅より徒歩11分。鉄筋コンクリート造地上15階建て。
 事前に実施した入居予定者へのアンケートでは、6割超がシェアコムに「興味がある」と回答。大型のファミリーマンションであることから、高圧洗浄機など所有者が限られるモノのシェアや、共用部を活用したスキルのシェア等が期待できる。なおモノをシェアする際は、マンション内の共用部に設置したシェアボックスを活用し、非対面で受け取りできるようにした。

 運用期間は2022年3月29日まで。今回の運用結果を踏まえて、今後販売する分譲マンション等への展開を検討していく。


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