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日神GHが中計、売上1,000億円超目指す

 (株)日神グループホールディングスは1日、長期ビジョン・2021~23年度を計画期間とする新中期経営計画を発表した。

 長期ビジョンでは、安定的に1,000億円超の売り上げを生み出す企業体となることを目標とし、グループ各社が独自かつ連携しながら、住みやすさに加え、居住者の資産形成や投資家向けに複合的な価値提供を行なう「総合不動産・建設業」としてグループの発展を図っていく。

 中計は、長期ビジョンを見据えた人材面を中心とした基盤づくりのフェーズと位置付け、24年3月期までに長期ビジョンの目標を射程圏内に入れる水準まで事業を強化。基本方針として、(1)マンション分譲事業・不動産開発事業の首都圏エリアでの深堀り、(2)建設事業・既存買取再販事業の全国展開強化、(3)グループ連携とバリューチェーンの強化を掲げた。

 不動産分譲事業では、都心部周辺におけるコンパクトマンション分譲の拡大、神奈川・埼玉・千葉エリアにおけるファミリーマンション分譲の拡大、戸建事業の推進に注力。24年3月期の売上目標を、マンション分譲事業は220億円、戸建事業は30億円とする。不動産開発事業(機関投資家向け)では、私募REIT・開発ブリッジファンド・外部ファンドの預かり資産残高の拡大、マンション1棟売却等の投資物件開発事業の拡充と拡大を重点課題とした。
 既存買取再販事業では、売上目標を50億円に設定。東京・名古屋・大阪から札幌・福岡へと順次支店を拡大、スピード感・行動量・レスポンス速度を武器に豊富な情報量・物件仕入れ力の確立により、目標の達成を目指す。

 建設事業は、首都圏・近畿圏に加え、九州・東北営業所での営業展開を強化、人財育成の強化と働き方改革への取り組み・健康快適職場の醸成などにより、売り上げ455億円の達成に取り組んでいく。


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