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京都で建築家とコラボしたリノベ物件/阪急阪神不

格子を設けた室内

 阪急阪神不動産(株)は19日、建築家の梅林 克氏とコラボレーションしたリノベーション物件を販売すると発表した。

 同社はリフォーム・リノベーション事業において、夢・趣味・嗜好というオーナーのさまざまな思いを反映できる“世界でたったひとつの住まいを創造”することを目的に匠人とのコラボレーションによるリノベーション物件を展開しており、今回はその第2弾となる。

 物件は「グラン・シティオ京都東山八坂通り」(京都市東山区、総戸数21戸)のうちの1戸。京阪本線「祇園四条」駅徒歩11分。2008年7月築。鉄筋コンクリート造5階地下1階建ての4階部分で、専有面積は92.34平方メートル。間取りは2LDK。

 コンセプトを“時と遊ぶ”とし、オーナーが京を楽しむための空間を創出。玄関と居室は格子の壁で緩やかにつなぎ、LDKと和室で段差を設けて空間を緩やかに分節。LDKには麻を敷き詰め、和室は削り出しの板敷きとし、視覚や足ざわりに変化を感じさせる仕様とした。また、太鼓張りの大引き戸と少し天井高の低い鴨居で空間をつなぐことで、和風モダンのリビングとしても、大引き戸を閉じて茶室やアトリエ・客間としても利用できるようにしている。

 キッチンはパブリック空間とし、カウンタ―の立ち上がりで手元の隠し、食器や家電は壁や柱の中に収められるように設計。家族や友人と過ごせるようにした。

 販売価格は1億800万円(税込み)。


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