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室温に対する不安・不満、若年層の方が強く

 (株)ヒノキヤグループはこのほど、一戸建て住宅の室温に関するアンケート調査結果を発表した。全国の一戸建て住宅に住む20~49歳の男女500人が対象。調査期間は2021年3月26~29日。

 住戸内の室温に関しては、夏・冬共通して、約8割が「不安・心配」「不満・ストレス」があると回答。年代別に見ると、暑さについて「不安・心配がある」人は、20歳代85.9%、30歳代78.1%、40歳代74.5%に。寒さについて「不安・心配がある」人は20歳代93.9%、30歳代84.5%、40歳代82.5%に。「不満・ストレス」についても同様の傾向が見られ、住居内の室温については、若い世代の方がストレスを強く実感していることが分かった。なお、年代が上がるにつれて「特にない」との回答割合が増えていることから、同社では「上の年代には『家の中に室温差があることは当たり前』という考えが定着していると見受けられる」とコメントしている。

 室温への不満・ストレスを感じる場所については、「トイレ」(44.6%)がトップ。以下、「寝室」(41.2%)、「浴室」(40.6%)、「洗面所」(31.4%)の順。

 部屋の温度(室温)に関する不安・心配の内容については、夏・冬とも1位は「光熱費」(夏:54.6%、冬:57.2%)。2位以下は、夏は「屋内での熱中症」(36.2%)、「あせも等の肌荒れ」(28.4%)、冬は「風邪」(42.6%)、「湯冷め」(26.2%)。「ヒートショック」は冬での5番目で21.4%。


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