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賃貸事業は堅調/住友不22年3月期1Q

 住友不動産(株)は12日、2022年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。

 当期(21年4月1日~6月30日)は、売上高2,504億1,000万円(前年同期比20.7%減)、営業利益710億4,100万円(同14.2%減)、経常利益722億1,400万円(同14.1%減)、当期純利益491億8,400万円(同24.9%減)となった。

 不動産賃貸事業は、コロナ禍によりホテル・イベントホール等の施設営業分野は概ね前年並みの業績で推移。主力のオフィスビル事業は、前期竣工物件の通期稼働が寄与し増収増益となった。セグメント売上高は1,053億2,600万円(同8.0%増)、営業利益439億1,700万円(同9.7%増)。期末の既存ビル空室率は3.5%(前期末比0.7ポイント上昇)。

 不動産販売事業は、契約戸数が743戸(前年同期比441戸増)と、緊急事態宣言に伴い営業活動を自粛した前年同期と比較し大幅に増加。当期計上予定戸数に対する契約戸数は約90%となった。売上計上戸数は1,602戸(同944戸減)。セグメント売上高987億3,700万円(同42.5%減)、営業利益264億2,000万円(同40.2%減)となった。完成在庫は竣工1年超が631戸(前期末比114戸減)、竣工1年以内が467戸(同28戸増)。

 通期は、売上高9,200億円、営業利益2,280億円、経常利益2,210億円、当期純利益1,500億円を見込む。


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