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独自算出の「緑視率」など活用しデザイン提案/第一園芸

植栽ボリューム係数の例

 第一園芸(株)はこのほど、同社が独自に算出した「植栽ボリューム指数」と「緑視率」を活用し、三井デザインテック(株)の新本社「CROSSOVER Lab」(東京都中央区)をデザインしたと発表した(関連ニュースはこちら)。

 「人が自然と触れ合うことで、健康や幸せを得られる」という“バイオフィリアの考え方を空間デザインに採り入れた「バイオフィリックデザイン」をさらに推し進め、デザインを行なった。

 デザインにあたっては、独自に「植栽ボリューム指数」と「緑視率」を算出。「植栽ボリューム指数」は、空間に配置される植栽に対し、植栽のサイズごとに係数を割り当て、数値化。緑視率は視界に入る緑の量を数値化したもの。なお、リラックス空間に最適な緑視率は6~8%で、実証実験では、この場合に最も自律神経のバランスが理想的な状態になった人の割合が多くなったという。「CROSSOVER Lab」では、この数値に従い、空間の機能に応じて適切な量の緑を配置した。

 なお社員のコミュニケーション促進のため、屋上テラス「SORANIWA(空庭)」では、銀座のオフィスでは珍しい屋外菜園の実施も提案している。


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