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マンション募集家賃、都下・神奈川・千葉が全面積帯で上昇

 アットホーム(株)は24日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2021年10月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義して調査。調査対象は、首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の9エリア。

 賃貸マンションの平均募集家賃の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が「神奈川県」(前年同月比2.1%上昇、平均家賃6万6,972円)、30~50平方メートル(カップル向き)が「千葉県」(同4.2%上昇、同7万8,018円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)が「神奈川県」(同1.8%上昇、同10万8,562円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が「東京都下」(同9.3%上昇、同15万4,771円)。

 東京都下・神奈川県・千葉県が、全面積帯で前年同月を上回った。中でも、神奈川県は全面積帯で上昇率がトップ2入り。シングル向き・カップル向き・ファミリー向きの3タイプは、15年1月以降最高値を更新した。

 賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが「福岡市」(同4.2%上昇、同4万315円)、カップル向きが「神奈川県」(同3.0%上昇、同7万1,030円)、ファミリー向きが「大阪市」(同8.6%上昇、同10万6,036円)。

 東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県・福岡市が、全面積帯で前年同月を上回った。カップル向きは、9エリア中8エリアが上昇。うち2エリア(東京23区・神奈川県)が過去最高値を更新した。


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