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東京都心5区オフィス空室率、4ヵ月ぶりに上昇

 三鬼商事(株)は10日、2022年2月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は6.41%(前月比0.15ポイント上昇)と4ヵ月ぶりに上昇した。大型空室の募集開始や竣工予定ビルへの移転等に伴う解約の影響が見られ、東京ビジネス地区全体の空室面積は約1万3,000坪増加した。

 新築ビルの空室率は16.90%(同1.51ポイント上昇)、既存ビルは6.29%(同0.14ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は2万418円(同90円減)と19ヵ月連続で下落した。

 一方、大阪ビジネス地区の平均空室率は5.15%(同0.40ポイント上昇)と7ヵ月連続で上昇した。新築ビル4棟が募集面積を残して竣工したことや、既存ビルで成約の動きが進まなかったことで、空室面積が約1万1,000坪増加した。新築ビルの空室率は36.37%(同17.83ポイント低下)、既存ビルは4.42%(同0.04ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は1万1,870円(同2円増)となった。


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