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「IoT×ZEH-M」賃貸住宅開発に向け実証実験/大和ハ

実証実験の概念図

 大和ハウス工業(株)は17日、大和リビング(株)、(株)エナジーゲートウェイ、インフォメティス(株)と共同で、賃貸住宅の一部入居者を対象とした節電の実証実験を開始した。

 実験は、入居者の節電協力による消費電力の削減効果を測定することが目的。大和ハウスグループのゼロエネルギーを達成する新しいまちづくり「コReカラ・シティプロジェクト」を実現するための提案第1弾となる。

 対象者は大和リビングが管理する賃貸住宅のうち、全国の「IoT D-room」(タブレットや音声で家電操作ができる賃貸住宅)でIoT電力プランを契約する入居者(約2万5,000世帯)。電力ひっ迫時の前に節電を依頼し、消費電力の削減効果や入居者の節電への参加率を検証する。
 入居者は「IoT D-room」が提供するアプリ内の「AI電力見える化システム」を通じて、電力使用量と家電機器の利用状況を確認できる。節電協力した入居者には抽選でギフト券を提供する。

 今後は実験結果を基に、IoTを活用したZEH-Mの賃貸住宅商品を開発する方針。検証期間は2022年3月31日まで。


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