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管理Mで顔認証エントランス解錠システムを搭載

「居住者セルフ登録式 顔認証エントランス解錠システム」設置イメージ

 大和ライフネクスト(株)は、同社が管理を受託するマンションに向け、「居住者セルフ登録式 顔認証エントランス解錠システム」を提案し、2月より運用を開始した。同システムの導入は分譲マンションで初めての事例。

 従来は、顔認証によるエントランス解錠システムを既存のマンションに導入する際、セキュリティや利便性が向上する一方、登録の際には申請や管理者の立ち合いが必要となるため、居住者・管理組合(オーナー)・管理会社それぞれに大きな負担があった。今回のシステムでは、セントラル警備保障(株)、シーティディーネットワークス(株)と共同開発した、居住者自身で登録用カードを用いて顔登録ができるオリジナルファームウエアを搭載。これにより、事前の書類手続きや申請の手間、管理員等との日程調整等の問題を解消した。

 また、検温機能や、パスワードやカードキーでの解錠機能も搭載しており、居住者のみならず管理員や清掃員、工事・点検作業員、訪問介護や新聞の階上配達にも利活用が可能。

 今後は顔認証システムを活用した共用部施設の利用料金の決済や、勤怠管理、ワンタイムパスワード発行による協力会社の入退館管理など、分譲マンションのみならずさまざまな建物の管理ツールとして応用することを検討する。


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