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ビルのエネルギー、消費量・単価・コストが低下

 (株)ザイマックス不動産総合研究所は18日、「オフィスビルエネルギー消費量およびコスト調査」(2021年12月)の結果を発表した。同社グループが運営する首都圏の一般的な賃貸オフィスビルのうち、有効なデータを得られた約100棟を対象に、09年4月よりエネルギー消費量・単価・コストの推移について調査している。

 21年通年のエネルギー消費量は、1平方メートル・月当たり112.9MJ(前年比5%減)となり、20年4月頃から広まった来館者数や出社人数の制限が昨年1年通じて継続されたことや、極端な換気を行なうことが減り、空調効率があがったことが要因と見ている。10年比では約32%減少しており、ここ10年で最低値だった。

 エネルギー単価は1MJ当たり1.83円(同0.02円低下)。17年以降上昇を続けていたが、20年から低下傾向となった。

 1ヵ月・1平方メートル当たりのエネルギーコストは202.3円(同11.9円低下)と、3年連続で下落した。


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