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都心5区ビル空室率、小幅な上昇

 三幸エステート(株)は10日、2022年5月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は4.16%(前月比0.04ポイント上昇)。3ヵ月連続で小幅な上昇となった。新築ビルへ移転したテナントの二次空室やオフィス戦略の見直しに伴う解約床が現空となっている。潜在空室率は7.58%(同0.23ポイント低下)と、5ヵ月ぶりに低下した。

 1坪当たりの募集賃料は2万8,212円(同26円低下)と小幅な下落で横ばい傾向が続いている。募集面積は68万7,379坪と70万坪(同1万5,244坪減)。依然としてテナント側の選択肢が多いが、募集賃料の下落ペースは鈍化している。

 全国6大都市の空室率は、東京23区4.4%(同0.2ポイント上昇)、札幌市1.3%(同0.1ポイント上昇)、仙台市3.3%(同0.4ポイント低下)、名古屋市4.8%(同0.4ポイント低下)、大阪市4.3%(同0.1ポイント上昇)、福岡市2.9%(同変動なし)となった。


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