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「広島」駅前のオフィスビル、31日竣工

「広島JPビルディング」外観

 日本郵便(株)と日本郵政不動産(株)は25日、オフィスビル「広島JPビルディング」(広島市南区)が、8月31日に竣工すると発表した。

 JR「広島」駅徒歩2分、広島東郵便局跡地の再開発。敷地面積約4,200平方メートル。鉄骨造地上19階建て、延床面積約4万4,200平方メートル、高さは約88m。自走式駐車場を併設した複合ビル。

 オフィス(総貸室面積約2万1,360平方メートル)と店舗(同約1,680平方メートル)で構成。6~19階のオフィスフロアは、執務空間内に柱を配置せず、自由なレイアウトが可能なアウトフレーム構造を採用している。基準階貸室面積約1,530平方メートル、天井高2,800mm。11分割(約36坪)に小割ができる。各階にリフレッシュルームを設置したほか、テナント専用の食堂・カフェエリア(約200席)も用意。屋上庭園も併設する。
 1・2階には飲食店を配置。公開空地も設けて「広島」駅南口広場から連続したスペースを確保する。また、新駅ビル(2025年春開業予定)とペデストリアンデッキで接続する。1階には郵便局を開業。一部に「パブリックスペース」を整備するほか、木製チェアやデスクなどを配置し、地域の人々などが自由に利用できる場を提供していく。

 制震構造を採用したほか、屋上階に非常用発電機を完備。非常時もテナント専用部に一定の電力を供給する。環境面では、Low-eガラスや、照明と換気を人員に合わせて適正に制御する画像センサーを採用。「CASBEE広島 Sクラス」を取得した。


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