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首都圏既存戸建て価格、3ヵ月ぶりに上昇

 (株)東京カンテイは8日、2022年8月の主要都市圏・主要都市における中古(既存)一戸建て住宅の価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は、3,902万円(前月比8.1%上昇)と、3ヵ月ぶりに上昇した。都県別では、東京都が6,540万円(同8.3%上昇)と3ヵ月連続で上昇。神奈川県は4,083万円(同6.1%上昇)と3ヵ月ぶりに上昇した。千葉県も2,692万円(同7.0%上昇)と上昇。埼玉県のみ2,704万円(同1.7%下落)と3ヵ月ぶりに下落した。埼玉県以外で築浅物件が増え、平均価格は上昇したが、価格上昇は築浅化以上に大きくなっており、トレンドは上昇基調を見られる。

 近畿圏は2,793万円(同1.0%上昇)と4ヵ月連続の上昇。府県別では、大阪府は2,991万円(同2.9%上昇)と3ヵ月ぶりに反転上昇。兵庫県は2,988万円(同15.6%上昇)と4ヵ月ぶりに大きく上昇した。京都府は3,455万円(同15.8%下落)と築浅化の動きに転じたが、京都府は築浅化すると反対に価格が下がるという京都府ならではの動きを見せている。

 中部圏は2,394万円(同2.5%上昇)と反転上昇。愛知県も2,999万円(同6.2%上昇)と反転上昇した。

 宮城県は2,509万円(同14.4%上昇)と3ヵ月ぶりに反転上昇。福岡県は2,305万円(同23.6%上昇)と大きく上昇した。


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