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東急不、マンハッタン一等地のオフィスビル開業

「425 パーク・アベニュー」外観

 東急不動産(株)は28日、ニューヨーク・マンハッタンに、オフィス・店舗ビル「425 パーク・アベニュー」を開業したと発表した。

 セントラルパークに近接し、高級ホテルや世界的企業の本社が集積するマンハッタン有数のオフィスエリア「プラザ地区」に位置。敷地面積約2,595平方メートル、賃貸可能面積約6万4,213平方メートル、鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上45階地下2階建て。2015年に着工、21年に竣工した。アメリカの現地子会社Tokyu Land US Corporation(米国カリフォルニア州、President:吉見直氏)を通じて、事業に参画していた。

 階高16mの開放感ある総ガラス張りの壁と大理石張りのエントランスロビー、ビルの視認性を高める高さ40mのLED付きフィンに加え、セットバックを生かした2つのダイアグリッドフロア(低層特殊階・アメニティフロア)を設置。低層階・中層階・高層階に分けた特徴的な意匠に仕上げた。26階には、テナントが利用できる階高13mのアメニティフロアを設置。テラスも設け、草間彌生氏制作のアートを展示するなど、テナント満足度を追求した環境を提供する。

 また、空気品質性能を確保するための空気ろ過システムの採用、高品質飲料水の提供、アメニティフロアにおける健康に配慮した食品・飲料の提供や瞑想室の設置などを実施。人の心身の健康に配慮したビルに与えられるWELL CORE GOLD認証を取得した。また、仕様・設備において環境負荷に配慮し、LEED認証のGOLDを取得する予定。

 同物件のオフィズゾーンには、世界有数のヘッジファンドであるCitadel社が20フロア・全体の約6割を賃借し、他にも資産運用会社、プライベートエクイティファンドなどが入居する。また、店舗ゾーンには、マンハッタンにミシュラン2つ星の店舗を有し、世界的に有名なシェフであるJean-Georges Vongerichten氏がレストラン・カクテルラウンジを開業するのに加え、アメニティフロアにおいても食品・飲料を提供する予定。

 同社は、今後も米国内での投資を積極的に進めていく方針。


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