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本拠地・渋谷への投資を継続/東急

「文化大国・日本を作る一翼を担っていきたい」等と語る東急代表取締役会長・東急グループ代表の野本弘文氏

 東急(株)は21日、ザ・キャピトルホテル東急(東京都千代田区)で東急グループ記者懇談会を開催した。

 開催に先立ち挨拶に立った東急代表取締役会長・東急グループ代表の野本弘文氏は、「東急グループは鉄道事業をはじめコロナ禍の影響を受ける事業を多く展開しており、この数年間かなりの打撃を受けてきた。しかし最近は海外旅行者の受け入れ開始や旅行支援などで人流が回復しつつあり、明るい兆しが見えてきた」と現在の市況について触れた。続けてグループ全体の展望については、「今年9月2日、東急グループが創立100周年を迎えた。次の100年に向けては、“美しい時代へ”をスローガンに掲げ事業を展開していく。このスローガンを三つの言葉で表すと、楽しさ・豊かさ・美しさになる。その3要素を感じてもらえるようなまちづくりを通じて、文化大国・日本を作る一翼を担っていきたい」等と語った。

 中締めの挨拶をした東急不動産ホールディングス代表取締役社長の西川弘典氏は、「まちづくりを通じた社会課題の解決を掲げて、この100年間開発を行なってきた。現在も本拠地である渋谷で着々と開発を進めており、23年には桜丘地区、代官山、神宮など各所のプロジェクトが竣工する予定。『渋谷』駅周辺の国際競争力を一層高めるため、今後も投資を続けていきたい」等と述べた。


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