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不動産エバリュエーションコンテスト、大賞に2事例

 (公財)不動産流通推進センターは19日、「不動産エバリュエーション事例コンテスト2022」の受賞結果を発表した。

 同コンテストは2018年より開催してきたが、20・21年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催を見送ったため、3年ぶりの開催となった。

 募集したテーマは「既存建物の工法や技術、建材や設計デザイン等、高い性能・付加価値・品質なものを見出し、活用した事例」と、「リフォーム、リノベーション、コンバージョンといった手法を用いて既存建物の価値をつくり出した事例」。いずれも建物だけでなく、その土地の調査やエリアマーケティングを踏まえた活用が条件となっている。

 大賞2事例、優秀賞1事例を選出。大賞を受賞した「名駅二丁目三番街 再生の物語」((株)泉不動産 足立幹和氏)は、駅前の好立地にある古旅館の建物を、人が集まる4つの飲食店が同居する建物にコンバージョン。企画力・調整力が高く評価された。また、同じく大賞を受賞の「これからの京町家~高断熱・高気密を取り入れたリノベーション住宅~」((株)八清)は、京町屋に最新の高気密・高断熱性能を付けて、物件の価値を向上させると共に、まち並み保存につなげ、賃貸物件として収益を挙げている点も高評価だった。


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