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都営団地のコミュニティ活動を学生が支援

 東京都は、2022年9月から開始した学生による都営住宅団地や地域のコミュニティ活動の支援の取り組みを拡大する。

 「未来の東京」戦略に盛り込まれた「地域の拠点・交流プロジェクト」に位置付ける事業。都内の大学と協定を結び、その大学の学生が都営住宅に居住し団地の自治会の活動に協力するなど、都営住宅や地域のコミュニティ活動を支援する。

 現在、都内6つの大学と協定を締結。22年9月から学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学の学生が、墨田区内の都営住宅に入居し活動している。このほど、新たに東京都公立大学法人東京都立大学と学校法人昭和薬科大学の学生が、「多摩ニュータウン鑓水第2団地」(東京都八王子市、総戸数400戸)、「成瀬アパート」(東京都町田市、総戸数713戸)に入居し、活動を開始した。

 入居した学生は、団地の自治会に加入。他の居住者の方とともに、日常の清掃や植栽の手入れなど団地の共用部分の維持管理に協力するほか、自治会が企画する住民交流イベントなどのお手伝いにも参加・協力していく予定。

 東京都は、今後も他の都営住宅にも順次、コミュニティ活動の支援の取り組みを拡大していく。


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