不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

ARES、設立20周年を記念し式典

冒頭、杉山会長が挨拶。協会関係者に感謝と敬意を示した

 (一社)不動産証券化協会(ARES)は6日、帝国ホテル 東京(東京都千代田区)で設立20周年記念式典を開催した。

 冒頭、挨拶に立った同協会会長の杉山博孝氏は、「当協会は昨年12月に設立20周年を迎えた。当初の会員数は129社だったが、今では300社を超えるまでに拡大。Jリート・私募ファンドの資産総額は約50兆円規模にまで成長した。また市場を支える専門人材を育成する不動産証券化協会認定マスター制度は昨年登録者数が1万人を超えた。不動産証券化事業はいまや日本経済の成長に必要不可欠なインフラになっている。岩沙前会長をはじめとした先人の方々、法整備に奔走してくれた国会・関係官庁の方々、市場を創設した日本取引所グループなどにあらためて感謝と敬意を表したい」等と語った。

 来賓として登壇した(独)住宅金融支援機構理事長の毛利信二氏は、「前身の不動産シンジケーション協議会の頃から関わってきたものの一人として、20周年を迎えたことはわがことのように嬉しい。アメリカ同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災と度々危機に見舞われながらも、市場は成長を続けてきた。今後の課題は、インフラ分野をはじめとしたアセットの多様化、ガバナンスの一層の向上、ESG投資への対応などが挙げられる。これらが投資家層の拡大や市場のグローバル化の近道になるだろう」等と述べた。

「インフラ分野をはじめとしたアセットの多様化、ガバナンスの一層の向上、ESG投資への対応が課題」等と語る住宅金融支援機構理事長・毛利信二氏


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら